2001年の星空
21世紀がもうすぐやってきます。私が小さな頃、21世紀とは、その頃に世界がどのようになっているか、いろいろ想像を巡らせたものでした。1970年の大阪の万博での21世紀とは次のようなものでした。アメリカ館では、アポロ11号が採取した月の石が展示され、宇宙時代が来るものと思われていました。しかしながら20号まで予定されていたアポロ計画は、予算削減のため17号を最後に終わりました。その他、テレビ電話、動く歩道などもありました。しかし実際の21世紀は、少し別な方向に進んだようです。この頃にインターネットや携帯電話がこんなに普及するとは、誰が予想したでしょうか。21世紀は、誰もが等しく情報を共有する時代になりそうです。
21世紀最初の年のお星様です。わくわくするような天文現象が目白押しです。
- 10月8日(月)未明 土星食(北日本のみ)
- 木星が月に隠されます。夜中の1時半頃の現象です。ただし北日本のみです。
- 11月19日(月) しし座流星群
- この日の3時19分頃、日本で流星雨となる予報もあります。今度こそ見られるのか?
- ■以下の天文現象終了しました。皆様観測できましたでしょうか?
- 1月10日(水)未明 皆既月食
- 今回は朝方の現象ですが皆既月食が見られます。2000年7月16日の興奮をもう一度。
欠け始め 3時42分
皆既日食 4時49分〜5時52分
食の終わり 6時59分
- 6月21日(木) アフリカ皆既日食
- アフリカのアンゴラ、ザンビア、ジンバブエ北部、モザンビーク、マダガスカルを貫ける皆既日食が見られます。この日食は継続時間が最大5分2秒もあり(ただし大西洋上)、前回のヨーロッパ皆既日食の約2倍です。アフリカまで出かける値打ち大いにありです。
参考:外務省ホームページ (内政が不安定な国もあり渡航の参考にしましょう)
アンゴラ、ザンビア、ジンバブエ、モザンビーク、マダガスカル
- 6月22日(金) 火星接近
- 火星が地球に接近します。さそり座のアンタレスと赤い星同士が並び、大変見ごたえがあるでしょう。その次の大接近2003年8月27日に向けての前哨戦になります。
- 7月5日(木) 部分月食
- 日本全国で部分月食がみられます。部分月食の開始は22時35分です。
- 8月16日(木)未明 木星食
- 大変明るい木星が、月に隠されます。明け方3時頃の現象となります。
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