2003年8月の星空、チェックしたい天文現象

今年は梅雨明けが遅れ、もうこのまま秋が来るのではないかと思われるような天候です。お星様の観測に良い日はこれからのようです。
今年の8月は、火星が大接近となります。22時にもなりますと南東の空にオレンジ色に輝く明るい星が見られるはずです。これが火星です。火星は、地球の一つ外を回っている惑星のため、地球との位置関係により、約2年2ヶ月の周期で接近がおこります。今回の接近は、火星が太陽に近い場所で地球との接近となる、文字通りの大接近です。
今年の夏休みの新月は、7月29日と8月28日です。ペルセウス座流星群の頃(8月12−13日)は残念ながら満月です。火星の大接近であり、月の影響もない8月後半に、人口光の無い空の暗い場所、例えば都会を離れた山や海岸・離島に出かけるのはどうでしょうか。夏は特に天の川がはっきりと見え、いて座のあたりは雲のようです。また双眼鏡を持参することをお奨めします。10倍でレンズの直径が50mmあれば最高です。星団星雲などがいくつも見られます。
8月12-13日、ペルセウス座流星群が極大
8月27日、火星の大接近

8月12-13日ペルセウス座流星群が極大

8月12-13日にはペルセウス座流星群が極大となります。残念ながら満月で、観測条件は良くありません。3大流星群と呼ばれるほど流星数は多いので、明るい流星は見られると思います。観測は8月12日の夜中から行いましょう。
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8月27日、火星の大接近

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