しし座流星群 11月17日〜20日

過去の記事:2001年1999年1998年
2002年のしし座流星群
昨年のすばらしい流星雨を、ご覧になりましたでしょうか。京都の市街地でも100個以上の流星を見ることはできましたし、空の暗いところに遠征した方からは1000個以上数えた話を聴きました。あのような流星を生きている内に再度見るのは難しいかもしれません。アッシャー博士は、今年も流星雨を予測しています。時刻は11月19日12時56分と11月19日19時34分です。どちらも日本標準時です。これは、前の方は昼間だし、後の方はまだしし座は昇っていません。残念ながら日本では、ピーク時刻には観測できません。またこの日はほぼ満月であり、月明かりの影響ももろに受けます。
まずピーク予想時刻に観測したいなら海外遠征しかありません。
時刻(日本標準時)適した観測地域ZHR
11月19日12時56分アフリカヨーロッパ1000〜3000
11月19日19時34分北米3500
もちろん日本での観測も、19日の夜中(18日の深夜のことですよ)2時頃〜薄明時、20日の夜中1時頃〜薄明時に行いましょう。しし座が昇ってくるのは、夜中2時頃〜薄明時になります。またアッシャーは博士は18日未明の5:15頃に小さなピークがあるのではないかとも予想しています。これは母彗星の1回帰前のダストトレイルに地球が接近するからです。ダストトレイルへの突入ではないので流星は少ないと思われます。またこの時刻には東日本では空が少し明るくなっています。
寒い季節なので、防寒には十分注意して観測しましょう。


以下は2001年の記事です。
すごかった!!すごかった!!。2001年のしし座流星群は、アッシャー博士の予想通り、流星雨でした。感動そのものでした。

imodeのホームページ(お星様i)の掲示板で、全国の皆様が感動している状況が良くわかります。
 お星様iの掲示板

流星群の写真(岡山てるてるさんご提供)
写真をクリックすると大きな画像が見られます。

1h48m

1h54m

2h00m

2h06m

2h12m

2h18m

2h24m

3h36m

3h42m

2h30m

2h12m

3h18m

3h16m

私の11月19日の日記です
2時に目覚ましをかけ起きたら、なんと大曇り。あかんと思いながら、我が「お星様i」の掲示板を見ると全国的に結構流れているよう。何度外に出ても雲が去りそうにも無かったので、あきらめかけていたのですが、3時頃から少し雲が切れだし、雲の隙間から流星が見えるではないですか。3時10分頃には、ほとんど雲も無くなり、デビットアッシャー博士の予想した3時19分には最高の天気となりました。私の住んでいるところは光害ばかりですが、多く流れるときは同時に2〜3つ見えたり、明るい流星でしばらく跡を残すものを見ることができました。30分くらいしか見ていませんでしたが、多分100個位は見ることができました。
お星様i の掲示板の方も1000個までは数えましたとかありました。多分生涯めぐり合うことのできない流星群が昨日は見られました。

私のサイトへの11月19日00:00〜20:58までのトップページへのおおまかなアクセスは以下の通りとなりました。
お星様i・・・2232
掲示板の書き込み・・・287
お星様とコンピュータ・・・3155
掲示板をpostgreSQLのデータとしたので、余計にサーバーに負荷がかかりました。専用線をADSL、サーバーをPentiumIV 2Gにしたいものです。

見逃した方へ
2002年もデビットアッシャー博士は流星雨を予想しています。見られるのは2002年11月19日19時(JST)です。この時刻に残念ながらしし座は日本では見られません。来年は、アメリカに遠征しましょう。

2001年のしし座流星群 11月17日−19日

しし座流星群の母彗星であるテンペル・タットル彗星の回帰後1354日以上経過しているので、流星雨は、期待薄と思います。2001年の出現は、HR150〜300程度の可能盛大です。しかし天文学者のデビット・アッシャー氏は、2001年11月18日19時(JST)にHR2500、19日3時19分にHR10,000〜35,000の流星雨を予報してます。彼の予報は1999年11月18日11時8分にHR1500と予想したものが、ほぼ一致していました。この時はヨーロッパで流星雨が観測されました。 2001年のしし座流星群の流星雨予測時刻は、11月19日(月)3時19分です。月曜日の未明ですが、めげずに観測しましょう。大流星雨は、生涯で一度みられるかどうかの大イベントです。この日くらいは夜更かしをしましょう。寒い時期なので、完全防備で観測に挑みましょう。

あなたの住んでいる地域の流星群の様子

しし座流星群のホームページリンク
国立天文台 国立天文台だけあって今回のしし座流星群を冷静に捉えています。
しし座流星群ガイド 横浜こども科学館/(財)横浜市青少年科学普及協会提供。月面への流星群衝突などテーマが豊富。
日本しし座流星群観測ネットワーク連絡会 ライブ中継、流星警報メールなどがあり。
日本流星研究会 プロの流星研究家と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されている。

以下は1999年の記事です。
1999年のしし座流星群は,ピークは計算通りのヨーロッパになりましたね。筆者もNHKのクローズアップ現代を見ながらため息をついていました。日本でも19日1時頃にピークがあったようです。

去年のしし座流星群の観測は,如何でしたでしょうか。国民的行事ではと考えてしまうような盛り上がりでしたね。皆様もいろいろな思い出があるのでは。
あれから1年経とうとしています。地球が太陽を1周回ってきて,しし座流星群を作り出す ダストの多い場所に入ろうとしています。去年の極大は予想よりずいぶん早く,11月17日10:00時頃でした。昼間なので,電波観測の独断場でした。さて今年はどうでしょうか? 今年もこの場所で極大が起こるとしたら,11月17日16時頃となります。この時間帯が夜であり,しし座が登っているのはアメリカになります。
一般的に流星群の極大となるのは,地球が母彗星(しし座流星群の場合テンペル・タットル彗星)の降交点を通過する時刻です。この時刻は1999年において11月18日午前11時頃となります。この時刻にしし座が登っているのはヨーロッパ,中近東です。しかし,去年のように流星雨はいつ,どこで起こるかはわかりません。気長に16日23時過ぎ頃−17日の朝方までと17日23時過ぎ頃−18日の朝方までの両日を観測しましょう。
あなたの住んでいる地域で,しし座がどの辺に見えるかは,半円プラネタリウム全天プラネタリウムでご確認下さい。

11月18日4時(朝方)の星空はこちら


以下は1998年の記事です。    全国からのお便り[1998年版]

今年のしし座流星群は、33年ぶりに流星雨になる可能性があります。また極大日時(11月18日2時〜4時)に 月は出ていないので絶好の観測チャンスになります。特にこの時刻に夜になっているのは、 東アジアであり、日本は絶好の観測ポイントです。200個/時間程度の流星が見られるかもしれません。 ただし流星群の極大時刻、流星の数を予測するのは困難であり、大きな誤差も考えられます。 しし座の昇って来る時刻(AM0時〜2時頃)から明け方まで気長に観測することが必要でしょう。 下に極大日時の全天の星図を、表示します。流星は黄色い線で表しました。
33年前の1966年11月17日には、アメリカ・キットピーク天文台で1分間に1000個以上の流星が 45分も観測されたそうです。最大では2500個/分にもなりました。
またこの日は、うす曇りであってもあきらめないでください。金星級の明るさがある流星なら うす曇りを通して観測できます。また日が昇ってきても観測をできれば続けるべきです。 火球が観測できることがあります。

しし座流星群を観測された方、メールをお待ちしています。 よろしければホームページで発表させていただきます。


極大時刻の流星の様子(京都)
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