1999年11月の星空、チェックしたい天文現象

だんだん日の入り時刻も早くなり,お星様の観測が長い時間できる季節になってきました。11月ともなると,秋の星座であるペガススの四角形は西に傾き始め,東には冬の星座であるオリオンが顔を出しています。11月といえば今年もしし座流星群がやってきます。今年も日本での見頃は11月18日の朝方と予測されます。また可能性は低いのですが,流星雨はいつやってくるかどうかわかりません。16日の23時頃から18日の夜明け前まで,気長に観測しましょう。

11月4日,夜明け前に金星と月が接近
11月18日頃,しし座流星群が極大



11月4日,夜明け前に金星と月が接近


11月4日の夜明け前に金星と細い月が接近します。この頃の金星は,明けの明星ですが,日の出時の高度は40°を越えており,日の出3時間以上前から観測できます。



11月18日頃しし座流星群が極大


11月18日頃,しし座流星群が極大となります。今回も可能性は低いのですが,去年のように流星雨は,いつどこにやってくるかどうかわかりません。気長に16日23時過ぎ頃−17日の朝方までと17日23時過ぎ頃−18日の朝方までの両日を観測しましょう。
あなたの住んでいる地域で,しし座がどの辺に見えるかは,プラネタリウム全天プラネタリウムでご確認下さい。今年は,しし座の下の方に明るい金星を見ることができます。
また,この頃は月は沈んでおり,流星観測には最適な時間帯です。11月後半ともなるとかなり寒いので,完全防備で観測に挑みましょう。
しし座流星群を観測された方、メールをお待ちしています。よろしければホームページで発表させていただきます。
しし座流星群の情報は,こちらにもあります。

←戻る