1998年1月の星空、チェックしたい天文現象

12月から1月初旬まで、宵の明星として西の空に明るく光っていた金星は1月後半から 明けの明星となります。 冬は南の方向に明るい星座が多く、都会でもある程度は見えます。12月の星空で説明した以外にも 東から南の空の天頂には明るい星がたくさんあります。天頂付近にはぎょしゃ座あり、五角形がはっきりわかると 思います。そのうち一番明るい星がカペラです。東に下がった所に二つ星が並んでいます。ふたご座です。明るいほうが お兄さんのポルックス、ちょっと暗いほうが弟のカストルです。南には、おうし座のアルデバランが見えます。 この星は1月9日に月に隠されます。月が明るいので観測には双眼鏡を用意しましょう。
1月4日 明け方、りゅう座ι流星群がピーク
1月9日 おうし座アルデバランが月に隠される
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1月4日明け方、りゅう座ι流星群がピーク


正月早々の1月4日明け方にはりゅう座ι流星群がピークになります。早起きか、夜更かしをして東空を眺めましょう。 1時間に30個くらいの流星が見える可能性があります。寒い季節なので暖かい格好で見ましょう。



1月9日、おうし座アルデバランが月に隠される


1月9日の21時過ぎから、おうし座のアルデバランが月に隠されます。アルデバランは1.1等星ですが月が明るいので、双眼鏡が無いと観測できません。

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