国際宇宙ステーション
ISS
人類が宇宙に長期間滞在して行う活動には、無限の可能性が秘められています。科学面では宇宙の誕生や生命の起源の解明等、実用面では無重量等の宇宙環境を利用した新素材・新薬品の創製が期待されます。また長期的には種々の天体資源・豊富な太陽エネルギーを利用して月面基地や火星基地を建設し、さらに宇宙で生産活動を行う宇宙工場、人間が常駐できる宇宙都市の実現も夢ではありません。この夢を実現するための第一歩として、日米欧加露が協力して1998年11月から建設が始まっています。日本の実験棟「きぼう」はスペースシャトルで2004年2月から3度段階的に打ち上げられ、ISSのマニピュレータ、搭乗員の船外活動によって軌道上でISS本体に組み立てられます。2006年4月にはISSが完成し常駐の搭乗員7名による実運用が開始されます。
(写真;JAXA提供)