1999年2月の星空、チェックしたい天文現象

大変寒い日が続きますが、冬晴れであればこんな時ほど星の美しい日はありませんね。 冬は南の空に一等星が勢揃いするので、都会にお住まいの方も会社の帰りには多くの 星を見ることができます。お星様とコンピュータで星の名前を覚えましょう。金星が宵の明星となって、西の空に輝き始めました。 また、2月16日にオーストラリア近辺にいらっしゃる方は、日食が観測できます。 残念ながら日本では部分日食も見られません。

2月頃、金星が宵の明星
2月23日、木星と金星が接近
2月23日、アルデバランが月に隠される

2月頃、金星が宵の明星

金星が宵の明星となって輝いています。今年の5月中旬には金星の日没時の高度は、40°近くなります。

2月23日、木星と金星が接近

宵の西空に大変明るい金星(−4等)と木星(−2.1等)が輝いていますが、2月23日は満月半分以下まで接近します。 想像するだけでわくわくしてしまう眺めですね。

2月23日、アルデバランが月に隠される

おうし座のアルデバラン(1.1等)が半月に隠されます。東京22時23分、京都22時22分頃の現象です。 半月で、暗い淵から潜入するので観測はしやすいのですが、双眼鏡は必要です。
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