1998年12月の星空、チェックしたい天文現象

12月にもなると、冬の星座が勢ぞろいします。おなじみのオリオン座、頭の上には5角形のぎょしゃ座、 全天で一番明るい恒星であるシリウスを持つおお犬座など、形のはっきりした星座が見られます。今年の冬は いくつか星座を覚えましょう。
11月のしし座流星群を観測されましたでしょうか。12月にはふたご座流星群があります。今年は月明かりもなく 条件が良いので観測しましょう。

12月3日、おうし座アルデバランが月に隠される。
12月3日、くじら座のミラが極大光度
12月14日14時、ふたご座流星群が極大

12月3日、おうし座アルデバランが月に隠される。

12月3日の20時44分頃(京都)20時51分(東京)におうし座のアルデバラン0.8等星が満月に隠されます。 アルデバランは1等星ですが、月が明るいので観測には双眼鏡が必要です。

12月3日、くじら座のミラが極大光度

くじら座のミラが肉眼でも確認できるようになってきています。この星は変光星であり、明るさが周期332日で2.3〜10.1等星 と変化します。

12月14日14時、ふたご座流星群が極大

ふたご座流星群がこの日に極大となります。予想される流れ星の数は1時間あたり40個くらいです。極大予想時刻は 昼間ですが、13日〜14日、14〜15日のふたご座が昇る始める20時頃から東の空を観測しましょう。 この日の月の出は2時過ぎであり、観測条件は最適です。
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