2001年8月の星空、チェックしたい天文現象

梅雨が明け、夏本番となってきました。全国的に猛暑となっていますが、皆様お変わりは無いでしょうか。お星様の観測に適した季節となってきました。国立天文台が毎年8月1日〜7日を中心にスターウイーク「子どもから大人まで幅広く星空に親しんでもらおう!」と言うキャンペーン行っており、全国でいろいろなイベントが予定されています。詳しくはこちらをどうぞ。
夏休みには、人口光の無い空の暗い場所、例えば都会を離れた山や海岸・離島に出かけるのはどうでしょうか。星座の観測は、月明かりの邪魔を受けます。星座を観測するのであれば8月中旬頃が良いでしょう。特に8月13日1:00頃にはペルセウス座流星群が極大となり、楽しめると思います。
夏は特に天の川がはっきりと見え、いて座のあたりは雲のようです。また双眼鏡を持参することをお奨めします。10倍でレンズの直径が50mmあれば最高です。星団星雲などがいくつも見られます。
8月6日日の出前、金星と木星が接近
8月13日1:00、ペルセウス座流星群が極大
8月16日木星が月に隠される

8月6日日の出前、金星と木星が接近

日の出前に明るい星が2つ輝いているのが、木星と金星です。8月6日には1°まで接近します。日の出前は、もう冬の星座一色ですね。
8月13日1:00、ペルセウス座流星群が極大

8月13日1:00にはペルセウス座流星群が極大となります。下弦の月がありますが、そんなには邪魔にはならないでしょう。3大流星群と呼ばれるほど流星数は多く(1時間あたり30〜60)明るい流星も多く見られるので観測してみましょう。観測は8月12日の夜中から行いましょう。
あなたの住んでいる地域はこちらのページからどうぞ。
8月16日木星が月に隠される

8月16日3:00頃から全国で木星が月に隠される現象「木星食」が起こります。月は地球の直径の30倍程しか離れていないので、観測する地域により位置が少し変わります。従って、木星が月に潜入する場所も地域によって変わります。このページで確認下さい。
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