2000年12月の星空、チェックしたい天文現象

今年の京都の紅葉は遅れており、12月上旬でも身頃の場所があります。しかしもう年末、師走であり、20世紀最後の月です。21世紀の初日の出時刻は、このページでお調べください。
お星様の方は、冬の星座で最も目立つオリオンが高い位置まで昇り始めて、その近くにはこいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが輝いています。これらの1等星が描く大きな三角形を冬の第三角形と言います。南の空の高い位置には大変明るい木星と、若干暗い土星が並んでいます。日の入り時刻には西の空に金星が見られ、お星様が大変にぎやかな季節となってきました。
12月13〜14日ふたご座流星群
12月29日金星と三日月

12月13〜14日ふたご座流星群


3大流星群の一つであり、まずまずの出現を見せる流星群なのですが、今年は満月過ぎの月が近くにおり条件は良くありません。暗い流星が多いのであまり期待はできません。月を視界から隠して観測する方法を考えましょう。 ふたご座は、日が沈んで空が暗くなる時間帯に東の空に見えていますが、観測はふたご座が南中する12〜1時頃が良いでしょう。寒い時期なので完全防備で観測しましょう。幾つかの流星を見ることはできるでしょう。
12月29日金星と三日月

金星が宵の明星となり、大変明るく日の入り後の西の空に輝いています。12月29日には、細い月と並び、大変美しい風景になります。
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