2000年7月の星空、チェックしたい天文現象

梅雨に入り全国的に星の見えない日が続いています。imodeの方の掲示板には、その残念さが書き綴られています。しかし、7月はBigな天文イベントがいくつもあり、このときだけは晴れてもらいたいものです。
7月に入ると夏の大三角形が天頂に上ってきます。わし座のアルタイル、こと座のべガ、はくちょう座のデネブです。アルタイルとべガは天の川を挟んであります。この星はご存知の通り彦星と、織姫の星です。7月7日は七夕ですけど、梅雨の真っ最中でなかなかこの星を見る事ができません。8月の旧暦の七夕の方が星見には適しているでしょう。もう一つの星デネブは白鳥のしっぽです。この白鳥は天の川の上を飛んでいます。
南に目を移すと、赤い(オレンジ色の)星が見られます。さそり座のアンタレスです。さそり座は南の空低くSの字を描いており、形の整った星座の一つです。

◆7月の天文イベント

7月2日、部分日食
陸地ではホーン岬で一部見えるのみ
7月16日〜17日皆既月食
始め−20時57分、皆既月食始め−22時2分、皆既月食終わり−22時49分、終わり−17日0時54分です。日曜日の夜に無理の無い時間帯に起こる月食なので見逃さないように。地球の本影のほぼ中心を通るので皆既月食継続時間は1時間47分もあります。
7月23日頃リニアー彗星1999S4最大光度
日の入後北西の空、日の出前北東の空に見られます。観測には双眼鏡が必要です。
7月31日、部分日食
北アメリカ北部などで見える
◆7月の星空

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