2000年5月の星空、チェックしたい天文現象

今年のゴールデンウイークは5月4日が新月であり、泊りがけで天体観測に出かける方もいらっしゃるのでは。春の明るい星は、そんなに多くありません。うしかい座のアークトウルス、おとめ座のスピカ、しし座のレグルスがポツリと見られます。また望遠鏡をお持ちの方には、かみのけ座の銀河団が南中してきており、楽しみな季節と思います。東の空には、夏の星座であるさそり座のアンタレスが昇り始めています。

5月6日朝方ごろ、みずがめ座η流星群が極大
5月20日惑星直列

5月6日朝方ごろ、みずがめ座η流星群が極大

5月6日朝方ごろ、みずがめ座η流星群が極大となります。連休であり、月が無いので好条件です。夜明け前の東の方向が輻射点です。1時間に数個の流星が見られます。

5月20日頃惑星直列

5月20日頃に天王星、海王星、冥王星を除く惑星がほぼ1列に並びます。しかし明るい惑星はすべて太陽の近くに集合しているので見る事ができません。惑星が一列に並んでも9惑星の質量の合計は,太陽の約1/747しかなく何も起こりません。前回の惑星直列は1982年3月10日でした。この時は太陽と反対側で惑星直列がおこったので惑星の集合を見る事ができました。
もっとも水星、金星、火星、木星、土星が狭い範囲に収まるのは5月17日19時30分頃です。この時約19.4°です。
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